
「やらせよう」よりも、「一緒にやってみよう」
ある教育者が「子どもに読書をさせたかったら、まずは自分が読書を楽しまないと!それができていない親が多すぎる!」と言っていましたが、料理でも同じことが言えると思います。
子どもは親の姿勢を見て育ちますから、無理に教えよう、やらせようという姿勢よりも、「一緒にやってみよう」というスタンスのほうが健全。例えば海苔巻き作りにチャレンジして、一緒に失敗してみるというのもアリだと思います。
「どうすれば上手に作れるのかなあ?」と一緒に考えることで、子供独自のユニークな発想や才能を開花させることだってありますから、それを見逃さないことも大切です。

大人サイズの調理器具、子どもにとっては使いづらいかも?
子どもは大人と比べると、身長も手のサイズも小さいですよね。つまり、料理をする目線の高さが違い、料理器具の使いやすさの感覚も違って当然です。親がいつも当たり前に使っているツール類が大きすぎる場合がありますから、まずはその点をチェックしてみましょう。
大金を使って“子ども用”を揃える必要はありません。例えば100円ショップではミニサイズの器具類が豊富に揃っていますから、それらを必要に応じて買い足してみてはいかがでしょうか?

菜箸、ヘラ、ごますり器まで、100円ショップではミニサイズが大充実
子どもが安心して使えるようなグッズは他にもあり、ゆで卵メーカーや容器類、イラスト入りのスポンジなどはやる気や好奇心を高めてくれます。
お子さま専用の料理グッズを買いに行くことも楽しみながら、同じ目線で料理に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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<文・写真/食文化研究家 スギアカツキ>