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「30代で更年期?!」他人ごとじゃない“プレ更年期”。生理の変化に注意して

脳がパニック状態を起こし、不調につながる

「更年期になると、卵巣は加齢によって機能が低下していきます。そのため脳からの指令通り、きちんと女性ホルモンを放出する事ができなくなり、反応しない卵巣に脳が指令を出し続けることで、脳がパニック状態をおこし、様々な症状が体に出始めるといわれています」 プレ更年期 不調 女性ホルモンがきちんと放出されなくなった結果、ホルモンの不足やアンバランスが引き起こされ、不調へとつながるのですね。ただ石山先生いわく、これら体の不調も全てが女性ホルモンの問題“だけ”ではないといいます。 「視床下部の指令というのは、自律神経や内分泌物(種々のホルモン)や免疫の調整役を担っています。視床下部はストレスや生活習慣によって影響を受けやすく、するとこの指令が正しく調整されなくなってしまうんです。つまり、人によっては更年期による不調だと思っていたものが、実はストレスによる自律神経の乱れによって引き起こされていた、なんてケースも多いんです」

更年期症状と、自律神経の不調との見分け方は?

 仕組みとしてはシンプルだけど、見分けるのは複雑な気もするプレ更年期と自律神経の不調の関係。  よくある症状として、イライラや異常発汗などが思い浮かびますが、実際更年期による不調なのか、それとも自律神経による不調なのか、見分けるポイントはないのでしょうか。 婦人科 相談 医師症状で完全に見分けるのはとても難しいです。そもそも更年期による不調の種類は、200ほどあると言われています。更年期の代表的な症状は、ほてりやめまい、イライラや発汗などですが、人によって何が出るか個人差はかなりあります。  ただ更年期症状のほうは、『自分にとって弱い部位に出やすい』という傾向はあるように思います。例えば体調を壊すと肌荒れしやすいという方は、更年期になり皮膚病などが症状として出るケースがあります。他にも、長年頭痛持ちの方が更年期症状として頭痛を訴えるケースも。  皮膚病や頭痛はあまりイメージのない方もいるかもしれませんが、自分の体質と照らし合わせ、まずは体調の変化をみていくのが良いかもしれません」  こうした症状を、更年期によるものか自律神経の不調によるものかを見分ける際、石山先生は問診だけで断定するのではなく、ホルモンバランスなどを測り、そしてホルモン補充療法や漢方療法などを相談しながら実践し、体の変化がどう出るかで見分けるといいます。  生理や妊娠なども不思議で複雑な仕組みだなと思っていましたが、更年期も、こうして仕組みを学ぶとやっぱり不思議。奥深い女性のカラダのこと。健やかな生活のためにも、ぜひ知識として知っておきたいものです。 ―30代から知っておきたい「更年期」のこと― 【石山尚子】 1996年富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業。産婦人科専門医。富山大学附属病院および関連病院勤務の後、2007年より対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座勤務。 <取材・文&イラスト/おおしまりえ>
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
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