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火災保険料がまた値上げへ。なんとなく払うのはやめて、今すぐすべきこと

平均で10%を超える保険料の値上げがありそう

 先日、火災保険の保険料の目安となる、損害保険各社でつくる「損害保険料率算出機構」が定める「参考純率」が発表になりました。各社はこの数字に基づいて保険料を決めるのです。  今までの例でいくと、この新しい参考純率が発表になってからおおよそ1年半以内に保険料が改定されます。それによると、次の改定では平均で10%を超える保険料の値上げがありそうなのです。  しかし、これはあくまでも平均だということに気をつけてください。なぜなら、全体の保険料がどうなるかというよりも、自宅や両親の住む実家の保険料がどうなるかのほうに興味があるはずだからです。そして、平均で10%といっても、次回の改定では値上がりが40%近くなるところが多数ある一方で、値下げとなるケースも出てくるので厄介(やっかい)なのです。

値上がりする前に保険の見直しを

マイホーム 住宅保険 火災保険 まずは自分の場合はどうなのか調べてみてください。  そして、値上がりするものは値上がりする、だけど必要なんだからしょうがない。そんな風に消極的に考えないでください。  なぜなら、保険は契約した時点で契約期間の保険料が決まる。つまり、値上げ前に長い期間の保険契約にしてしまえば、保険料、掛け金はそこで契約期間中は固定されるのです。  例えば、2年以内に契約満了の時期が来るとか、保険契約の内容自体を改めたい、そういった場合は特に考えるべきです。値上がりする前に保険の見直しをして、安いうちに長いものに契約、再契約するほうがいいかもしれないからです。  特に、今までは次回からの契約期間が最長10年というところが多かったのですが、次の保険料改定からは最長5年と短くされる予定になっています。  温暖化の進展によって、これからも値上がりが予想される地域で、値上げに弱い構造(特に木造一戸建て)にお住まいであれば、是非とも考えてもらいたいのです。  さらに、今の住宅から住み替えることはなく、これからも10年以上住む。さらに手元にそれなりの現金があって低金利で運用先に困っているのであれば、10年分の保険料を前払いしてしまう選択もあります。これが、同じ保険内容でも最も安くつく保険契約であり、保険料の支払い方になるからです。
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いまの火災保険の契約期間を調べて検討を
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