ニューヨーク大学ラングーンメディカルセンターで皮膚科准教授であるL・スティーブンソン氏は、「セレブが言っていることはあながち間違っていない」といいます。
一般的に人間の皮膚は何もしなくても自分で調節しメンテナンスする力を持っており、ほとんどの人が石鹸でこすり過ぎたり、熱いお湯に長くつかり過ぎたり、シャワーを浴び過ぎたりすることで、肌が持つ油性の保護膜を取り除いてしまっていると言われています。
スティーブンソン准教授の説では、石鹸でごしごし洗う必要があるのは脇の下、股間、足、それに汚れが目立つ部分のみで、その他は水でさっと洗い流すだけで十分。
しかしこれは「シャワーを浴びるべきではない」という意味ではなく、普通肌の大人なら毎日シャワーを浴びても問題はないそう。
クリーブランドクリニックは、11歳までの子供なら、泥だらけになったり、大量の汗をかいたりしない限りは週に2~3回程度、それ以降は毎日シャワーを浴び始め、日に2回の洗顔も必要だと提案。
一方、カリフォルニア州にあるプロビデンス セントジョンズヘルスセンターの小児科医であるダニエルS.ガンジアン博士は、子供は少なくとも週に一度は入浴させるべきだとコメントしています。
シャワー頻度の提案こそ違いますが、どの専門家も共通しているのは「洗い過ぎ・こすり過ぎは肌に良くない」ということ。「毎日、石鹸を使わない」「シャワーは数日ごと」といったシャワー習慣を推奨する発言が目立ちました。
Sources:「
Vogue」「
Vanity Fair」「
Insider」「
Insider」
<文/橘エコ>
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橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。