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医療費500円が払えない、お米がない…貧しい家庭の子どもの健康が危ない

虫歯にも健康格差が…

 このほかにも、子供の虫歯から健康格差が見えてくるという。文部科学省が発表している「学校保健統計調査」によると、12歳の永久歯の一人あたり平均むし歯の数は毎年減少しているが、「むし歯自体は減っている一方で、経済的な問題で通院や検診ができずに一人で10本以上虫歯があるような“口腔崩壊”している子供の状況は深刻です」(三島氏)という。  コロナ禍で通院を控えたり、経済的に厳しくなれば余計に歯医者から足が遠のく。東京都葛飾区で活動している「えまいまキッズカフェ」代表の森谷哲氏は、100本もの歯ブラシを配布した。 「するとママたちから『子供たちの歯ブラシ久しぶりに交換できます!』って、すごく喜んでいただきました。こんなにニーズがあるなんて……と、驚きましたね」

こども食堂は4年で15倍以上に増加

年収×健康 残酷な格差

家族が揃って訪れたり、高齢者が来ることも

 状況は厳しくなる一方だが、支援者たちは一人でも多くの子供を支えようと必死にもがいている。 「こんな大変な時期なのに、こども食堂は4年で15倍以上に増加し、全国約5000か所以上に上ります。会食形式で開催できないところも、フードパントリーにしたことで、ご家族で一緒に取りに来てくださったり、相談を聞いたり。  家庭の事情がより見えるようになって、結果的に困窮状態がわかるようになったんです。状況に応じて別の支援を紹介したり、行政に繋ぐこともできるようになりました」(三島氏)
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「おてら食堂」には高齢者6割
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