下記は、「
虐待の可能性」がある項目です。気づいたら、「迷わず通告しましょう」と記されています。
虐待の可能性がある項目
【
子どもの様子】
① いつも子どもの泣き叫ぶ声、叩かれる音が聞こえる
② 極端な栄養障害や発達の遅れが見られる (低身長、低体重、急な体重減少等)
③ 季節にそぐわない服装をしている
④ 食事に異常な執着を示す
⑤ ひどく落ち着きがなく乱暴、情緒不安定、過度に緊張し視線が合わない
⑥ 気力がない、表情が乏しく活気がない(無表情)
⑦ 態度が怯えていたり、親や大人の顔色をうかがったり、親を避けよう とする
⑧ 家に帰りたくないそぶりがある
⑨ 誰かれなく大人に甘え、警戒心が過度に薄い
【
保護者の様子】
⑩ 地域や親族などと交流がなく、孤立している、支援に拒否的である
⑪ 子どもの養育に関して拒否的、無関心である
⑫ 年齢不相応な養育(しつけ)を正当化する
⑬ 子どもに対して拒否的な発言をする
⑭ 気分の変動が激しく、子どもや他人にかんしゃくを爆発させる
⑮ 夜間徘徊などを黙認する
ここまで、すべての人が共通して気づくことができる共通項目を紹介してきました。次に、民間事業者や公共機関・医療機関など、「関係機関別」の項目を紹介します。
なかにはコンビニやスーパー、交通機関など、私たちがよく利用する場所も含まれます。目を通しておきましょう。
関係機関別のチェックリスト
【
水道・電気・ガス事業】
① 子育て家庭においてライフラインが止まっている
② 子育て家庭において支払が長期間滞っているなど生活の困窮が心配される
③ 訪問時に、不自然に子どもを隠し、追い返そうとする
④ 子育て家庭においていわゆる「ごみ屋敷」など著しく不衛生である
【
スーパー、コンビニ、飲食店】
① 保護者が子どもを叩くのを目撃した
② 低年齢の子どもが夜遅く子どもだけで店に出入りしている
【
マンション、集合住宅等の管理人】
① マンション等の住民から子どもの虐待の目撃等の情報がある
② 子育て家庭において支払が長期間滞っているなど生活の困窮が心配される
③ 訪問時に、不自然に子どもを隠し、追い返そうとする
④ 子育て家庭においていわゆる「ごみ屋敷」など著しく不衛生である
【
民生委員・児童委員】
① 公園などで一人で夜遅くまで遊んでいる
② 近所から子どもの虐待の目撃情報がある
③ 長らく子どもの姿が見えず、近所でも心配をしている
④ 外で保護者が子どもをよく怒鳴っている
⑤ 子育て家庭においていわゆる「ごみ屋敷」など著しく不衛生である