「B’zの稲葉さんみたい」ショートパンツをからかわれた女子の黒い思い出
「B’zの稲葉さんみたいだよね」
しかも、これに一緒にいた男子学生2人が大爆笑。隣にいた女友達のひとりが「あんたねぇ」と怒ると、「ごめんごめん」と笑いながらその場を立ち去ったそうですが、真由さんはその場で固まったまましばらく動くことができませんでした。
「私は B’zにあまり詳しくないですが、お母さんが好きでライブのDVDを持っていてショートパンツ姿で歌っているのはなんとく覚えていました。
本当に似ていたのかはわかりませんが、明らかに私のことを小馬鹿にしたような態度でしたし、3年になってゼミで数回顔を合わせた程度の人にそんな風に言われたのがショックで……」
稲葉さんカッコいいじゃん! でも褒めてる態度ではなかったそう。稲葉さんというからには、かなりピチピチの短パンだったのでしょうか。
矢神さんはこれ以来、ショートパンツを履くことがトラウマになってしまい、自宅に大量にあったコレクションは封印。しばらくは押し入れの奥に眠ったままでしたが、その後処分してしまい、現在は1着も持っていないそうです。
イメチェンしたとごまかしたけど……
「たぶん、ただの同級生ならそこまで気にしなかったと思います。けど、相手は同じゼミ仲間で、卒業まで2年近くも顔を合わせなきゃならなかったので。そう考えたらまたショートパンツを履いていったらバカにされそうな気がしたんです。
結局、それからはスカートやロングパンツばかりでしたね。急に服装が変わったから周りにはあれこれ聞かれましたが、イメチェンってことでごまかしました。まあ、なぜ履かなくなったのか知ってる人も多かったかもしれないですけど(苦笑)」
何を着ようが私の勝手だろ!ってなもんですが、やっぱり笑い者にされたら傷ついちゃうもの。余計なお世話ですね。
ちなみに稲葉さんがショートパンツを履いていたのは1990年代。今なら「氷川きよしみたい」と言われるんでしょうか。これ、褒め言葉ですよね。
―ファッション・メイク“黒歴史”エピソード―
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<文/トシタカマサ イラスト/まつもとりえこ>
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トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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