ここでは3分でできる効果的なハンドケア方法を紹介します。まずは、5日間続けて、効果を実感してください。
① タイミング:就寝前にハンドクリームを塗る
昼間は手洗いの機会が多く、塗っても塗ってもすぐ洗い流れてしまいます。ですが、夜に塗ることで洗い流すこともなく、寝ながら集中ケアが可能。就寝前には手袋を着用すれば、べたつきが気にならず浸透も高まります。
② 量:人差し指 第1関節1つ分を目安に使用
ハンドクリームの量
人差し指第一関節分を両手に塗ります。症状が気になる部分は重ねづけをします。量が少ないと手の皮膚全体にハンドクリームがいきわたりませんので、適切な量を使用しましょう。
③ マッサージ:ビタミン系ハンドクリームを使って肌荒れの元となる“冷え”予防
末端の血流の改善に役立ち、冷えの予防につながるマッサージ。血行が悪いと新陳代謝も落ちるため、荒れがおきやすく、改善しにくくなります。マッサージをすることで塗りムラがなくなり、ハンドクリームの効果をより実感できます。
ハンドマッサージの方法(提供:ユースキン製薬)
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ハンドマッサージの手順】
① 手の甲にクリームをたっぷりとります。
② 両手の甲を重ね合わせて、少しずつ広げます。
③ 手のひらを使ってしっかりとすりこむようになじませます(親指から小指側へ)
④ 指の一本一本に、丁寧に塗り伸ばします。(親指から順に)
⑤ 爪のまわりを押しながらマッサージ。
⑥ 指の股は、特に乾燥しやすいので必ずケアを。
⑦ 親指と人差し指の間を気持ちの良い強さで押します。
時間のある人は上記に加え、スペシャルケアがおすすめです。
・クリームを取り、手首からひじにかけてケアします。
・ひじは円を描くようになじませます。
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正しい手をケアすることで、手の荒れ予防だけでなく、冷え対策効果も高まります。みなさんもぜひ、試してみては?
<文/るしやま 監修/野村皮膚科医院・野村有子>