ほかには…
・ウソついたらだめでしょ!?
・ウソつきはドロボウの始まりなんだよ!
⇒「それは本当のことかな?」
ほかには…
・私、ゆっくり聞くね

ウソには、悪意のウソと、本当のことを言えなくてついてしまウソがあります。容易に「ウソつき」のレッテルを貼らないで、「本当のことかな?」とやさしく問いかけてあげましょう。その場では本当のことを言えなくても、時間や場所を変えれば、自分から話してくれることも。
自発的に本当のことを言える環境を整えることが大切ですよ。
子どもへの言葉かけは、考えてから言うというより、感情的になっているときに反射的に出てしまうものです。子どもに対してかける言葉を変えるだけで、効果はてきめん。自主性をのばし、自分で考えることができるように導くことができるようになります。みなさんの家庭における親子関係や子どものタイプ、年齢に応じて、「使えるもの」「気にいった表現」を使ってみてください。
【江藤真規】
株式会社サイタコーディネーション代表。サイタコーチングスクール主宰。クロワール幼児教室主宰。アカデミックコーチング学会理事。公益財団法人民際センター評議員。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。講演、執筆、支援活動のほか、「サイタコーチングスクール」を設立して、家庭におけるコーチングコミュニケーションの普及活動を行っている。著書に『勉強ができる子の育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「勉強が好き!」の育て方』(実務教育出版)など多数。
<文/女子SPA!編集部>