――ぶれずに誠実に、ご自身はもちろん、人のために働くということですね。仕事場を拝見しますと、いろいろな言葉が掲げられていますが……?

店内には飯田さんが大切にしている言葉が貼られています
飯田「はい。どれも私が大切にしている言葉たちです。ご紹介しますね。
『
人は心程の世を渡る』(人は心程の世を経る)
娘時代に、祖母が教えてくれた言葉です。「人はその人の心がけしだいで、それにふさわしい人生を送るようになる。だから心をしっかり持ちなさい」と。まっすぐ、前向きであれば、同じように健やかな道が拓かれていくということですね。
『
もの言すべて善意に解釈すれば腹たたず』
この言葉は母が教えてくれました。何事もよかれと思ってのことと思えば、腹も立ちません。どんな言葉も受け取りかたしだいだし、そこには何かしらの学びを見いだせます。
『
あおもよし』
ありがとうございます。
おそれいります。
もうしわけございません。
よろしくお願いします。
失礼いたしました。
この5つの言葉は覚え込んでいて、言い慣れているものです。言いなじんでいなければ、すぐに口には出せません。バスの中でも、『おそれいります』と言うとスムーズに座らせていただけるんですよ(笑)。お仕事も、日々の人間関係もなめらかにしてくれる言葉たちなので、ぜひ覚えておいてください」

店内の様子