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教育ママとなった元ヤンキー。娘には同じ道を歩ませたくないので小学校受験を

英才教育で、娘はお受験に合格

 27歳のときに娘さんを出産し、そのとき掲げた目標はお受験合格。それに向けて3歳のころから幼児向けの塾や英会話、運動教室などの習い事に通わせていました。 「主人や私と違い、娘は幼いころから学ぶことが大好きでした。塾の先生からも褒められて『ウチの子は天才だ!』って2人して親バカぶりを炸裂(さくれつ)させていました」  都心に住んでいるわけではないため、通学可能な学校は限られていましたが、娘さんは地元でもそれなりに名の知られた私立小に合格。現在はそこの高等部に在籍しているそうです。 「あまりに超名門だと親も高学歴ばかりで自分たちの肩身がせまそうですし、そういう学校はなるべく避けて受験させました。その点、今の学校はセレブじゃない一般家庭の子供も多く、ママ友付き合いも思ったほど苦労はないです。  しかも、驚いたのは親しいママさんに元ギャルだった方がいたこと。それで私もカミングアウトしたのですが、昔のことを隠さないで済むのでそこは楽ですね」
親子 手つなぎ

写真はイメージです

 なお、娘さんはヤンキーやギャルの世界とは無縁で、小中高と通じて常に成績上位。さらに学生向けの英語スピーチコンテストで入賞したり、中学や高校ではクラス委員や生徒会の役員を務めるなど優等生の道を歩んでいます。 「娘が小学校のころの夏休みには、親子向けの海外短期留学に何度も参加したり、子供に対してお金は惜しまず使っていました。これも主人が頑張って働いてくれて、ウチの親や義両親が教育資金を援助してくれたおかげですけどね」

自慢の娘だけど、本人からはウザがられている?

 ちょうど高校2年生の娘さんは来年受験生。志望校はまだ決めていないそうですが、早慶などの難関大を狙える学力があるとのこと。親としてもさぞ鼻が高いのではないでしょうか? 「とても私たちの血を引いた子供とは思えないですよね。娘の前では『勉強しなさい』とか口うるさく言ってしまい、嫌がられていますけど。ただ、努力しているのはすごくわかるし、私にはもったいないほどの自慢の娘です」  親なら我が子には苦労をさせたくないもの。自身が味わった後悔の念を教訓として、いい意味で生かすことができたのかもしれませんね。 ―ヤンキー・ギャル・コギャル話― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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