「ペルビックカール」は、骨盤から背骨のひとつひとつを動かすピラティスのウォームアップエクササイズ。
骨盤の歪みや姿勢を改善し、腰痛の予防、ヒップアップ効果などが期待できるそう。
加えて、背骨の丁寧な動きが
自律神経の改善にも繋がると言われています。皆さんもぜひ、お家で挑戦してみてください。
【やり方(5~10回おこなうのが効果的)】
1. 仰向けになり、脚をこぶしひとつ分あけた状態で膝を立て、腕は両脇に置く
2. 骨盤はニュートラルポジション(前傾も後傾もしていない状態=骨盤と恥骨が水平面上)を保ち、息を鼻から吸う
3. 口から息を吐きながら、お腹に力を入れ、恥骨が高くなるように骨盤を傾ける。その後、足を踏み込み、背骨を下の方から順にひとつずつ床から持ち上げていく
4. 背骨の動きを意識しながら、肩から膝までを一直線になるように持ち上げ、鼻から息を吸って体幹を安定させる
5. 口から息を吐きながら、背骨を上から順にひとつずつおろしていき、1の姿勢に戻る
【注意点(NG例)】
こちらはNG例
身体を下から持ち上げるとき、腰を使って上がったり、体が反ったりしないように注意する。
ジョセフ・ピラティスの言葉に、「年齢とは、生きている年月では決まらず、背骨の柔軟性で決まる」というものがあるそう。
コロナ禍を健やかな身体と心で乗り切るために、普段なかなか意識することのない背骨の使い方改革をしてみるのもいいのではないでしょうか。
zen place pilates 田町スタジオのインストラクターAkitoさん
【
zen place】
ピラティス・ヨガのマインドフルムーブメントでウェルビーイングライフをつくる全国約100店舗の専門スタジオ。
【Akito(
田町スタジオ所属)】
高校時代の怪我をきっかけに、身体だけではパフォーマンスは変わらないことを実感し、心と身体について知りたいと思うなかでピラティスと出会った。田町スタジオでは、基礎クラスから悩み改善まで、数多くのレッスンを展開している。レッスン体験も受付中。
<取材・文/高木沙織>
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:
@saori_takagi