キスは面接。恋人はスペックより“キスの相性”で選ぶべき理由
こんにちは。ジャーナリストでセックス・エデュケーターの此花わかです。
素敵なキスが忘れられない……という経験は多くの女性がもっているでしょう。そっと唇に触れるキスからオープンマウスの情熱的なキスまで、惹かれるキスは人それぞれ、時によってそれぞれだと思います。
私たちはなぜ素晴らしいキスに魅惑されるのかーー。キスは女性にとって重要な役割があることをご存知でしょうか? 今回はキスをセクソロジー(性科学)の視点でひも解きます。
うっとりとしたキスをされて恋に落ちたことはありませんか? キスは私たちの遺伝にすり込まれた生殖本能だと言われています。
“キスの科学”の研究者であるラファエル・ヴロダルスキーがオックスフォード大学の社会・進化的神経科学研究グループと一緒に研究したところ、唾液にはホルモンやその他の化合物が含まれており、キスにより化学的に生殖の相手を評価しているとのことが分かりました。
さらに女性は、自分とはできるだけ異なるMHC遺伝子をもつ相手をキスから嗅ぎ分けるという説も。MHCとは免疫系の遺伝子のことで、異なるMHCをもつ相手を生殖のパートナーにすればより高い免疫力をもった子どもが生まれると言われています。(※1)
また、キスをすると唾液に含まれたバクテリアの交流を通して免疫力がアップするという研究もあります。(※2)

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