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雪の中を薄着で歩く女性を発見、車で家まで送ったら「ひどい目にあいました」

財布に数千円しか入れてなくてよかった

財布に数千円しか入れてなくてよかった「ホテル代もスキー場のお金も先に払っていたので、二人ともお財布には、昼食と飲み物が買えるくらいの数千円しかいれていなかったのが不幸中の幸いですね。スキー場で落とすといけないからって思っていたんですけど、まさかこんなところで役立つとは…。  それよりも、住んでいる方には申し訳ないですが、なんかそこは街灯もほとんどなくて、本当に不気味だったんです。知らない場所だし余計に怖くて。被害届も出そうと一瞬考えたんですが、それよりも早くこの場から立ち去りたかったんです」  なんで財布を盗ったんだという気持ちより、なんでこんな怖い思いをさせたんだという気持ちのほうが大きかったと、少し興奮気味に語ってくれた美穂さん。その後二人は急いでホテルに向かったそうです。

幽霊に遭遇するよりはよかった…

 無事ホテルについたあと、2人は食事を楽しみながらようやくほっとできたそうです。
人助けして損することもある

宿泊したホテルの写真(提供美穂さん)

「おかしな話ですけど、真美と『財布盗まれたってわかってよかったね』なんて話しました。あんな場所に連れていかれて、何も盗らずに行方をくらましたほうが幽霊に遭遇したみたいでもっと怖いじゃないですか…。  幸い泊まったホテルは個人経営のペンションみたいなところで、つぎの日のお昼ごはんとかは、ホテルのオーナーさんが気を使っておにぎりとお茶をもたせてくれたんです。だから被害としてはそんなになかったんですけど。まあ最終的にはオーナーさんに助けてもらったので、自分にいいことが返ってきているんですが、人助けして損することもあるんですね」  そう苦笑いしながら話してくれた美穂さん。  人助けは良いことですが、特に知らない場所では自分の安全も十分考える必要があるかしれませんね。 【他の回を読む】⇒シリーズ「冬のトホホエピソード」の一覧はこちらへ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/上田美羽>
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