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「婚活で一番必要なのは鋼の精神」話題の婚活ギャグ漫画作者に聞く

婚活バトルフィールド37』の主人公・赤木ユカは37歳独身、派遣社員。男に不自由なく過ごしてきたそこそこの美人が、不屈の精神で暴れ回る婚活ギャグ漫画だ。オタ婚活、料理婚活、マッチングアプリなどの「婚活あるある」がふんだんに取り入れられ、婚活中のあらゆる年齢層の男女をざわつかせている。 『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社 作者の猪熊ことりさんに『婚活バトルフィールド37』第1巻について、そしてご自身の婚活体験についても話を聞いた。 【第1話試し読みはコチラ】⇒<マンガ>37歳“そこそこ美人”が婚活で初のカベにブチ当たる話 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

婚活女子の悪しき部分を煮詰めて凝縮した主人公:赤木

――まず、主人公の赤木ユカですが、主人公なのにこんなに共感できないことあるんだ!?って思いました(笑)。見事な反面教師として描かれてますね。
猪熊 ことり「婚活バトルフィールド37 1 (BUNCH COMICS)」新潮社

猪熊 ことり「婚活バトルフィールド37 1 (BUNCH COMICS)」新潮社

猪熊ことり(以下、猪熊):赤木ユカは、婚活女子の悪しき部分を煮詰めて凝縮したキャラです。婚活中の人は程度の差はあれど、心の底では赤木っぽいことを考えてるんじゃないかなと。 担当編集I(以下、I):「妥協しなくていいのであれば本当は言いたい」って部分を、赤木が全部言っちゃってるんですよね。 『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社――地元の大学のミスコンで優勝ではなく3位だったり、元モデルだけどコミュニティ誌限定だったり、「そこそこ美人」の設定が妙にリアルですね。 猪熊:本格的なモデルとしてスカウトはされないけど、スーパーのチラシとかに出てるイメージです(笑) 『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社

婚活中の男性から「身につまされる」

――それぞれの回で「青島流 婚活虎の巻」として、さまざまな婚活アドバイスや婚活あるあるが描かれていますが、赤木ユカが全部失敗してくれるから転ばぬ先の杖(つえ)のようだと思いました。読者はやはりアラフォー女性が多いのでしょうか? 『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社 I:女性からの反響ばかりになるかと思ったら、意外に男女比半々くらいでした。赤木がしっかり痛い目にあってるので、男性読者的にも嫌味なく読めるのかなと。婚活中の男性から、「自分って女性からこういう風に見えてるんだなって身につまされる」とのご意見があったり。 年齢をアラフォーにしたのは、今30代前半で結婚を焦るって言われてもピンとこない人の方が多くなっていると思うので、37っていう年齢は今の未婚女性にとって現実的な数字なのかなと。あと、猪熊さんから37という数字を出していただいた時に、単純に響きがいいなって(笑) 『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社『婚活バトルフィールド37』(C)猪熊ことり/新潮社【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
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婚活で一番必要なのは鋼の精神
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