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なぜ万引きゼロ?“無人”の古着屋。コンビニみたいに24時間、服を買える

古着を選ぶことで「環境に良いことをした」と思えたら

 新しい販売方法や環境に意識を向けるなど、新時代のショップを感じさせる「SELFURUGI」ですが、今後は、ネットストアの充実と、大型ショッピングモールのショップインショップでの出店、またフランチャイズ展開も検討しているそう。 「店名の『SELFURUGI』は、自分自身という意味の『Self』と『古着』を合わせた造語ですが、自分のペースで商品を選び、自分らしさを表現できる古着と出会っていただきたいという想いから名付けました。お店を広げていきながら、ぜひたくさんのお客様に、自分にとって『良い服』と出会っていただきたいと思っています。  また、廃棄される服を少しでも減らして、みんなで環境を良くしていくという意識を店舗として浸透させていきたいですね」
 なんという意識の高さ……! と筆者は驚いたものの、お二人は「今SDGsとかいろいろと言われていますが、私たちはきれいごとでやるつもりはないです」と、至って自然に話してくださいました。  積極的に古着を選ぶことで「私も環境に良いことをした」と思えたら、服を買うこと自体にまた別の付加価値がついて、消費者にも喜びを感じられるかもしれませんね。開店1カ月で早くも黒字化を達成したという「SELFURUGI」、これから店舗が増えていくのか、楽しみです。 SELFURUGI(セルフルギ) 池袋から徒歩約10分の場所にある、店員がいない「無人」の古着店。カジュアルブランドからハイブランドまで、レディース、メンズ、キッズと世代や性別を問わず、幅広いラインナップが揃う。 <取材・写真&文/関由佳>
関由佳
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitterブログ
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