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人懐っこくて人気の「デグー」知ってる?ペット店オーナーを救った“素敵な出会い”

「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるほどきれいな鳴き声が特徴の動物、デグー。愛嬌の良さから、動物好きの間で人気はうなぎ上りです。 都内の閑静な住宅街に、そんなデグーを中心に扱うペットショップ「ファニーペッツ」があります。
ファニーペッツ

「アンデスの歌うネズミ」ともいわれるデグー

オーナーの原さんは、日本舞踊の一家で育ちながら、ペット業界に進んだという経歴の持ち主。業界に入って十数年経ち、独立を視野に入れながらとある店舗の店長をしていた時、社長に自分の開業資金として貯めていたお金をだまし取られそうになります。 弁護士を通して取り返すことになりましたが、そんな職場にはもういられません。のちにお店の看板犬となる「ファニー」を連れて、会社を去るのでした。 【前回記事】⇒ファニーペッツ原さんのお話、前半はこちら

お店の看板犬ファニーと、自分のお店を開店

貸していたお金を何とか取り戻し、ファニーとともに自分のお店を開店です!最初にお店を構えたのは、東京・大井町の人通りが多い場所。原さんは魚、爬虫類、両生類、コーナーを担当、哺乳類、鳥類コーナーは唯一のスタッフに任せることに。 お店を開いて4年と少し経った頃、今度はリーマンショックの波が襲い掛かってきます。売上げは急激に落ち、テコ入れをしてもうまくいきません。借りていた物件の家賃を支払うのが厳しくなり、とうとう追い出されてしまいます。そんなときに救いの手を差し伸べてくれたのが、お客さんでもあった今の店舗の大家さんでした。 こうして現在の店舗に移り、なんとか再スタート。何年かは魚と爬虫類を中心に扱っていましたが、格安で購入できる爬虫類の即売イベントが増えたことや東日本大震災の影響もあり、厳しい経営状況が続きます。唯一いたスタッフも、とうとう雇い続けることができなくなってしまいました。

一人になってしまったところをデグーに癒やされる

そんなとき、お客さんからデグーを仕入れてほしいとのリクエストが入ります。実際に仕入れてお世話をしてみると、犬のような懐っこさがあることに気づき、徐々に惹かれ始めます。 ファニーペッツ「デグーは愛嬌があって、こちらをよく観察していて、人間とコミュニケーションを取りたがってくれる数少ない小動物。なんだか犬っぽいんですよね」 例えば、小さい子どもが勢いよく帰ってきたとき、ハムスターは驚いて隠れるか、寝ているかのどちらかです。デグーはというと、起きてケージの手前まで寄って来て、コミュニケーションを取ろうとしてくれます。 デグーの面白さに気づいたのとほぼ同時期に、看板犬としてお店に毎日一緒に出勤し、苦楽を共にしていたファニーが急死してしまいます。いよいよ一人になってしまった原さんを癒したのもまた、デグーでした。
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デグーに特化した自家繁殖と販売を本格化
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