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ハリウッドで活躍する日本人、道で襲われる「大声で叫び去っていった」

日系アメリカ人女優としてハリウッドで大活躍。ブラピとも共演

 かれんは、日本人の両親のもと、米ロサンゼルスで生まれ育った日系アメリカ人。日本語と英語の両方を話せるバイリンガルで、大学在学中にはNHK『BSベストスポーツ』で現地レポーターを務めた経験も。2016年には話題作「スーサイド・スクワッド」で日本人女剣士・カタナ役に大抜擢され、注目を浴びた。最近ではAmazonオリジナル作品『ザ・ボーイズ』のメインキャラクター、キミコ役でおなじみの存在に。  また、伊坂幸太郎のベストセラー小説「マリアビートル」をブラッド・ピット主演でハリウッド実写化した映画『Bullet Train』にも出演。真田広之をはじめ、豪華な顔ぶれが集結した本作は、今年公開が予定されており、今月はじめに予告編やポスターが公開されたばかり。
 米エンタメ界で大活躍のかれんが、アジア系を狙ったヘイトクライムの標的にされたことについて、共演者や俳優仲間からは「とにかく無事でよかった」「体験をシェアしてくれてありがとう」などの声が多数寄せられた。

アジア系を標的にしたヘイトクライムが激増

 かれんが襲われた3月16日は、ちょうど1年前に、ジョージア州アトランタ周辺で、3軒のマッサージ店が銃撃される事件が起きた日。昨年発生したこの事件では、アジア系女性6人を含む8人が殺害された。  アメリカでは、新型コロナウィルスの感染が拡大した2020年以降、アジア系を標的にしたヘイトクライムが相次いでいる。  今月11日には、ニューヨーク州で67歳のアジア系女性が125回以上殴打される事件が発生し、42歳の容疑者が数日後に逮捕された。先月末には、マンハッタン中心部で、2時間のあいだにアジア系の女性7人が暴行される事件も起きた。被害にあったのは19歳から57歳のアジア系の女性で、のちに逮捕された28歳の容疑者とは面識がなかったとされている。  被害にあっているのはアジア系の女性だけではなく、2020年には日本人ジャズピアニストの海野雅威さんが、ニューヨークの地下鉄で暴行を受け、重傷を負った。
 この2年間で1万件を超えるアジア系へのヘイトクライムが報告されているアメリカでは、オリヴィア・マンやケン・チョンといったアジア系のセレブたちが立ち上がり、人種差別的暴力に反対する活動を展開。また、アメリカでも高い人気を誇る韓国の音楽グループBTSは昨年3月、ヘイトクライムに反対するコメントを公式ツイッターで発表、100万回以上リツイートされた。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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