ビンタ騒動のウィル・スミス、暴力を謝罪するも賞主催者は「許しません」
「私は間違っていた」SNSで公式に謝罪
ウィルは28日(現地時間)、自身のSNSを更新し、クリスに向け謝罪コメントを発表した。 「どのような形であれ、暴力は有毒で破滅をもたらすものです。昨晩の自分の行動は許されるものではなく、どんな言い訳も通用しません。自分がジョークのネタにされるのは、仕事の一つととらえていますが、ジェイダの健康状態が揶揄されるのは耐えがたく、感情的になってしまいました」 「クリス、君に公式に謝罪します。私は常軌を逸し、間違っていました。私の行為は、自分が理想とする人間とは遠く、恥ずかしく思います」 「アカデミー賞の主催者や出席者、映画関係者、賞を見ていたすべての視聴者に対しても謝罪します」 ウィルはまた「ウィリアムズ一家にお詫びします」と続け、自身が主演した映画「ドリームプラン」の登場人物のモデルとなった米テニス選手・ウィリアムズ姉妹とその父親に対しても、謝罪の言葉を綴った。
アカデミーが非難声明「正式な調査をすでに始めた」
28日には新たな声明を出し、ウィルの行為を非難したうえで、正式に調査を始めたことを明らかにした。 「アカデミーは昨晩のスミス氏の行動を非難する。われわれは正式な調査をすでに始めており、規則や行動基準、カリフォルニア州法にのっとって、さらなる対応を検討する」 予想通り、「ドリームプラン」の熱演で今年の主演男優賞を受賞したウィル。クリスが被害届を出していないため、今のところ逮捕・起訴されることはないそうだが、今後の展開によっては、アカデミーから追放される可能性もゼロではないという。 ただ、今回平手打ちされたクリスは、過去にもアカデミー賞で問題発言をしたことがある人物。2016年には、アジア系の人々をネタにしたジョークを連発し、アジア系のアカデミー賞会員たちから抗議を受けた。さらに、アカデミー賞でジェイダを揶揄したのも、今回が初めてではないと言われている。 ウィルはこれまで、自身が抱える様々な問題や、ジェイダとの夫婦間の悩みについて、包み隠すことなく発言し、対話の大切さを訴えてきた。そんなウィルなら、暴力に訴えなくても、クリスの発言について問題提起し、もっと建設的な議論ができたような気がするが……。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>The Academy does not condone violence of any form.
— The Academy (@TheAcademy) March 28, 2022
Tonight we are delighted to celebrate our 94th Academy Awards winners, who deserve this moment of recognition from their peers and movie lovers around the world.
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