子どもが食べやすい野菜(トマト・ブロッコリー)を厳選して乗せてみる!

ブロッコリーは冷凍モノを活用すれば準備は簡単。ミニトマトはヘタを取って洗うだけ
栄養バランスや彩りを考えて、野菜をしっかり入れようと考えてしまうと、おかず作りに追われて疲れてしまう原因になりかねません。まずは、子どもが好きな野菜を聞いてみましょう。きんぴらごぼうや、ひじき煮を苦手とする子どもに無理強いさせるより、好きな野菜を食べる経験を優先してもよいはず。お弁当は好き嫌いを直すことが主旨ではありませんし、苦痛な食事体験をさせるほど、野菜嫌いは加速してしまいます。
我が子の場合で言えば、ミニトマトやブロッコリーが好きなので、それらを入れてみて「野菜食べられたね! すごいなあ!」とほめていたら、アスパラやインゲンなどさまざまな野菜を食べられるようになっていました。子どもの成長や好みもありますから、焦らないことが一番。そう考えていくと、精神的苦労も解消されていきます。
ということで、これらのポイントをおさえつつ、忙しいシーンを想定してお弁当を作ってみました。

タラコパスタ、キャラクターのかまぼこやソーセージ。ミニトマトとブロッコリーを乗せて
冷凍パスタを温めて、好きなキャラクターの形をしたタンパク質いっぱいのおかずを乗せて、栄養豊富なブロッコリーとミニトマトを添えてみました。準備時間は10分程度ですが、我が子は一気に完食。「お弁当にスパゲッティとかグラタンが入ってるとすっごくうれしい!」と大喜びでした。
さあ、このお弁当をどう感じますか? その答えは人それぞれだと思います。まずは作り手の状況を考慮しながら、無理なく準備ができること。そして子どもたちが喜んで食べてくれたら、素敵なお弁当生活になるはずです。新生活を頑張るすべての皆様に愛をこめて。
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<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>