
いつもはチェーン店でお茶するけれど、たまには自分をおもてなししたい。優雅な雰囲気にひたりたい。こんな希望を叶えてくれるのが、ホテルのラウンジです。おづさんも「ひとりで行くのは敷居が高い」と思っていたようですが、「ホテルのラウンジがハマる女性」って憧れませんか。
おづさんが訪れたのは東京駅併設の「ステーションホテル」。駅の2階が吹き抜けになっている「とらやカフェ」へ。前茶が1ポット1000円でおかわり付き。ホテルのラウンジはスペースも広く、皆がゆったりと過ごしているので、急かされることもありません。1杯のお茶がこんなにおいしいなんて!と感激することでしょう。住み慣れた東京の景色も、いつもより輝いて見えますよ。

本書では「ごほうび1000円」とうたっていますが、経済状況や生活リズムは人それぞれ。あなたの楽しみは、あなた流に決めていいのです。おづさんが1000円と認定した理由は、
「自分にとって『ごほうび』に感じる金額を予算に設定する」「買い物に失敗しても楽しめるくらいの金額だと色々挑戦しやすい」このふたつ。確かに、チャレンジしてみたけれどイマイチだった、という経験は誰にでもあるはず。でも、自分には合わない世界がわかっただけ。むしろひとつ成長したともいえます。

食事、場所、美容、リラックス、等々。気になるアイテムやカフェやサロンがあったら、メモして月末のお楽しみにするといいですね。本書を読んで、心を豊かにするのはお金だけではなく、心意気なんだと実感しました。
1000円で、あなただけの可能性を見つけてみませんか。
<文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
X:@morimikixxx