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豚バラの「ほぼ脂」問題を避けるには?買う前にチェックすべきポイント

 何割が正解?
おいしい豚バラ肉を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか?

おいしい豚バラ肉を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか?

 突然ですが、皆さんは豚バラ肉の“脂”について、深く考えたことはありますか? つい先日、そのきっかけになりそうなツイートが流れてきました。それは、「豚バラほぼ脂事件」。とある女性ががスーパーで100グラム98円の豚バラ肉を購入し、自宅で角煮を作ろうとしたものの、あまりの脂の多さに驚愕。  その衝撃体験を写真付きでTwitterに投稿したことがきっかけとなり、SNSだけでなくマスメディアなどでも広く取り上げられることになりました。  確かに、買った豚バラが90%以上白い脂だったら、多くの人はショックを受けるはず。そもそも豚バラ肉は「三枚肉」と呼ばれ、脂肪と赤身が交互に重なって三層になっているのが基本特徴ですから、あまりにそのバランスが崩れていると想定外のケースになりますよね。  そこで今回は、「買う前に気を付けるべき、豚バラ肉の超カンタン確認法」をご紹介。赤身と脂身のベストバランスを検証しつつ、脂が程よく落ちたしっとりジューシーな「絶品・ゆで豚」の作り方をご紹介したいと思います。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

購入時、断面が3層になっていることを確認しよう

表面の色だけで判断せず、大事なのは「断面」をチェックすること

表面の色だけで判断せず、大事なのは「断面」をチェックすること

 まずは、今回のツイートのような悲しい体験をしないよう、購入時に気をつけるポイントを確認しましょう。  ずばり見るべき箇所は1つ。肉の「断面」です。赤身と脂肪がバランスよくきれいな層状になっているものが理想的。パックされている表面の色(赤身ばかり、脂身ばかりに見えることもある)だけで判断するのではなく、必ずパックを斜めからチェックするようにすれば確実です。  断面が見えない状態で販売されていることはほぼありませんから、必ず事前確認をすれば不本意な事故を防ぐことができます。  それでは次に、脂身の割合について比較していくことにしましょう。いったい、どのくらいの割合だとおいしいのでしょうか? 豚バラ

脂の量、あなたの好みは?

焼肉用の豚バラ肉。同じお店に並んでいる商品でも、脂の分量はさまざま

焼肉用の豚バラ肉。同じお店に並んでいる商品でも、脂の分量はさまざま

 スーパーの精肉コーナーで売られている豚バラ肉を見ていくと、商品によって脂の量がさまざまであることがわかります。  赤身が多めなもの、脂身が多めなもの。脂身が網目状に入っているもの。いったいどれが正解なのでしょうか?  おいしさの感じ方には個人差があり、自分にとっての確証を得るためには食べ比べが一番ですから、実際に比較してみることをオススメします。ここでは、フライパンでシンプルに焼いて比較してみました。
脂が溶け出しておいしそう。食感が自分好みなのはどれ?

脂が溶け出しておいしそう。食感が自分好みなのはどれ?

 焼肉用の厚切り豚バラ肉を準備して、両面をしっかり焼いて実食していきましょう。
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赤身と脂身、オススメのバランスは
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