頭にきた彩芽さんは「絶対に自力でヤクルト1000を見つけて、効果を確かめてやる」と思いました。
「ですがやっぱりHの言っていた通り、どこにも売っていなくて。スーパーやコンビニをめぐりにめぐって足が棒のようになった頃に…まさかのヤクルトレディが目の前を通り過ぎて。思わず二度見してしまいました」
自転車でさっそうと走っていくレディの後ろ姿を、彩芽さんは必死で追いかけたそう。
「何度か『すみませーん!』と呼んでみたのですが全然聞こえないみたいでした。やっと信号待ちで止まったレディさんを、ゼーゼーしながら捕まえることに成功したんですよ」
さっそくレディさんに「人気のアレ、ありますか?」と聞いてみると、ニヤッと笑って「ありますよ…」とヤクルト1000を売ってもらえたんだとか。

「嬉しくてテンションが上がってしまい、Hに自慢したり、Twitterやインスタに『例のブツをやっと手に入れた!』と飲んでいる姿の写真をアップしたりして大はしゃぎしちゃったんですよ」
そんなこんなで興奮し過ぎて神経が高ぶってしまい、結局よく眠れなかった彩芽さん。その晩はいつもより睡眠不足になってしまったんだそう。
「バカですよね。なんとなくそれで気が済んでしまい、残りのヤクルト1000はHにあげてしまいました」
続いては、探し求めて手に入ると思った瞬間…というエピソードです。