季節は夏真っ只中。オシャレなバーで楽しく飲み、酔っ払ったふたり。
「お互い、ほぼ同時期に恋人との別れを経験していたので、話は弾みました。ご近所なので『あのお店もう行った?』みたいな地元トークも楽しかったです」
閉店ギリギリまで楽しんだふたりは席を立ち、朋花さんは支払いをしようとサイフを出したのですが…
「Aくんは、私がちょっとお手洗いに立った隙に、支払いを済ませてくれていたんです。スマートですよね。女慣れしてる感じは否めませんが、嬉しかったです」
Aくんは朋花さんを家の前まで送り「楽しかった!ありがとう」と言うと軽くほっぺにキスします。
「キスされて火がついてしまい、私からAくんの口にチュッとキスしてしまいました。そしたらAくんも火がついたのか、その場で数分間、濃厚なキスをしてしまいました」
その日はそれで解散したのですが、次の日、朝から朋花さんの頭の中はAくんのことでいっぱいです。そんな矢先、AくんからLINEが。
「Aくんのことを考えていたら『元気?二日酔いにならなかった?』ってLINEがきたんです。なんだかトントン拍子で、『運命かも!』って思ってしまいました」
運命を感じた朋花さんは、“恋人ゲットのチャンス”と思い、火がついてしまいます。