家庭料理の枠を超えたプロ味。ストック欲をかき立てる!
焼いているときからピンク色の餡が透けて食欲をそそります
海老大餃子は、蒸し焼きにしている間から透けて見えるピンク色の餡が印象的。焼き上がりは黒豚同様にパリリと香ばしく仕上がります。食べてみると黒豚よりもずいぶん軽やかで、繊細な海鮮ワールドが口の中で広がります。
海老とホタテのだしが効いているのに全体的にまろやかで、どんどん食べ進めたくなるような軽やかさが魅力的。私は醤油やラー油をつけずに、酢だけでいただくのが気に入りました。
海老がたっぷり入った餃子、自分ではなかなか上手に作れません
この海老大餃子、家庭では気軽に作れそうにはないタイプで、本格中華レストランに出てくるようなプレミアム感があり、エビ好きであれば心に残る味と言って間違いありません。
焼く以外にスープ餃子(鶏ガラスープと水菜を合わせました)にしても絶品でした。海老の方は黒豚とは明らかに違う魅力で、家庭料理の幅を広げてくれる存在になりそうです。
最後に、何か弱点はないか考えてみたところ、「食べ切りサイズではない点」は冷静にお伝えしたいところです。
つまり、ひとり暮らしの冷凍庫にストックしやすい5個入りのコンパクトタイプ(例えばコンビニ専用)のラインナップがあると喜ぶ人はいそう。オープン価格なので定価はありませんが、1袋1000円前後とのことですから、5個250円程度でこんなにおいしい餃子が家庭で食べられるのであれば、決して高くないなとも思います。
とにかく冷凍餃子の進化を強く感じる体験はしっかりできると思いますから、気になる方は冷凍庫のスペースを確認しつつお試しくださいね!
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<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>