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「不倫ほどおいしい恋愛はない」一条ゆかり72歳が放つ恋愛論に目からウロコ

幸せは自分で作るもの

◆「男は自分の心の支えにはなるけれど、自分の中心ではない」  彼がいるから幸せ、夫がいるから幸せ。「男に守ってもらえれば、人生安全パイだって思っている」人、いませんか? もちろん、彼や夫はあなたにひとときの幸せをもたらすでしょう。しかし、あなたを幸せにするのは彼らではなくあなた自身。「幸せは、自分で料理して自分で作るもの。男はそれを助けてくれる存在のひとつであって、自分の中心にあるものではない」と本書。  ちなみに一条ゆかり先生の統計によると、「男がいた時より男がいなかった時のほうが、人生は、はるかに平穏(笑い)」。言われてみると私の周囲でも、彼と別れた、夫と離婚した、という女性は実に清々しく、快活に過ごしています(笑)。かといってその後まったく男の影がないわけではなく、適度に付き合って、適切に距離をとって、自分ファーストで生きているのです。

女の人生、ひとりの時間はけっこう長い

女の人生、ひとりの時間はけっこう長い 本書はおおまかに「成功」「恋愛」「男」「美と健康」「人間」「人生」のパートに分かれています。恋愛も男も人生には必要ですが、成功や美や健康はまさに女の人生のベース。寿命が延びた分、女の人生も多様になってきました。ひとりで過ごす時間が長くなる未来、本書の金言は必ずどこかで役立つに違いありません。  さらに、誰もが気になる『有閑倶楽部』のその後。破天荒だったキャラクター達がどんな大人になったのか、気になるところですよね。一条ゆかり先生渾身の描き下ろしショート漫画も、あなたの人生の参考になるでしょう。 <文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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