――成果が見事に出ていました。
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岸井「後半、ゆりちゃんは田母神に対して常に反抗してるんですけど、根底には、最初にYouTubeチャンネルを一緒に作っていたときの楽しかった気持ちがあるんです。本当に楽しかったんです」
――そうした前半部分の撮影は、実際に初めのほうにしたのですか?
岸井「はい。色んな所に行って。巨大竹とんぼを飛ばしたり、足つぼバドミントンをしたり、一輪車でナポリタン食べたり。ふたりでの最初のシーンが、巨大竹とんぼを作るために木を削るシーンだったのですが、監督が『
自由演技でやってみて。よーい、はい!』と。『
うそでしょ!?』と思いましたけど、思い出した豆知識をしゃべったりして、すっごく楽しかったんです。だからこそ、『あんな日々があったのに』という悔しさが強くて。後半は「なんでこうなっちゃったんだろう」とずっと思ってました」
――後半といえば、人気YouTuberになったゆりちゃんが、サイン会で「(自分がやっていることは)時代を超えて残るものじゃないから、それはちょっと寂しい」と伝えた女子高校生に「
残るものって、そんなに偉いんですか?」と言われるシーンがあります。あそこはすごくドキっとしたと同時に、観ているこちらも救われる気がしました。
岸井「私たちは映画という残るものを作っている立場ですが、私も台本を読んだときに、ハッとしました。それにゆりちゃんとして、あの言葉を投げかけられたのは本当に救われましたし、今お話しされたように、きっとたくさんの人を救うだろうと感じました。自分自身に照らし合わせて、どんなことにも変換できる言葉だと思う。言っている女子高生はあっけらかんと言っていて、でも芯をついているし、考えさせられるなと。あのシーンがあるからこそ、そのあとのシーンも輝くし、すごくいいシーンだと思います」