小島瑠璃子、中国進出へ。女性たちが海外移住を決断した瞬間とは
苦労や辛さもあるけど、それ以上に刺激的で楽しい日々
「私が住んでいたのは首都のメキシコではなくアグアスカリエンテスという地方都市。しかも、幼い子供がいたので夫は単身赴任を覚悟したらしく、『付いてきて欲しい』とは言いませんでした。 子供のことを考えれば当然の判断とはいえ、私にとってメキシコは独身時代からいつか旅行してみたいと思っていた国のひとつ。住むのとはまったく違うことくらい百も承知ですが、それでもすごく前向きに捉えていたので付いて行くことに決めました。彼には『小さいころから異国の文化に触れるのは子供にとってもいいこと』とかそれっぽく話しましたが、自分が行きたいがために言っただけで本当は後付けです(笑)」 彼女は結婚前に上海に赴任していた時期があり、人生の決断をこうもあっさり下すことができたのは独身時代のこの経験が大きかったようです。 「まあ、実際には上海と違って日本人があまり住んでいない場所だし、日本の食材もほとんど手に入らなかったので大変でしたけどね。子供がいたから耐えられましたがスペイン語圏で英語がまったく通じないし、中国よりも全然ハードルが高くて。途中から徐々に慣れましたが、最初は完全にホームシックになっていました」
老後にまた1~2年暮らしたい
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。


