
そんな状況を変えたいとは思うものの、セックスについて順平さんと話し合う勇気は持てません。
「セックスのことを除けば、私にはもったいなさすぎるほど完璧な人。せっかく、穏やかな夫婦関係を築けているのに、悩んでいることを切り出してギクシャクしてしまうのは嫌ですし、打ち明けると、セックスが“しなくてはいけない行為”に感じられて、余計に頻度が減ってしまったり、勃たなくなってしまったりするんじゃないかなとも思って……」
そう考え続ける中で、真奈さんは女としての自信をどんどん失っています。
「私がもっと綺麗だったり、色気があったりすれば、こんなことで悩まなかったのかなあと……。少しでも夫をドキっとさせたくて、派手な下着を買ったり、美容に力を入れたりしていますが、今のところ効果はありません」

日常の中での言動から愛されていることは伝わってくるのに、体の関係だけがない……。そう嘆く、真奈さんは身体だけが満たされないもどかしさを、どう解消したらいいのか悩んでいます。
「これから先、セックスレスの期間がもっと長くなってしまったら、自分はどうなってしまうのだろうかと考えると、少し怖いです」
理想的だと思うセックスの頻度は、人によって差があるもの。パートナー間で違いがある場合は、どちらか一方の希望を押しつけるのではなく、互いの意志を尊重しながら妥協点を見つけることが重要です。
まずは、順平さんがセックス自体をどう捉えているのかを聞けたら、真奈さんたち夫婦の関係は変化していくのかもしれませんね。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291