3位には『ご近所物語』がランクイン。1995年から1997年にかけて「りぼん」で連載されていました。ファッションデザイナーを夢見て矢澤芸術学院の服飾デザイン科に通う、高校1年生の幸田実果子が主人公。同じマンションに住む幼馴染・山口ツトムとの歯痒い恋愛を育みながら、お互いに成長していくストーリー。主人公を取り巻く友人たちとの人間模様も繊細に描かれています。
『ご近所物語 1』(集英社)
個性豊かなキャラクターたちのファッションも大いに注目されました。続編の『Paradise Kiss』で、実果子の妹が主要キャラとして登場している点も見どころです。
2位にランクインしたのは、『天使なんかじゃない』。通称“天ない”はシリーズ累計発行部数1000万部を超える名作。1991年から1994年にかけて「りぼん」で連載され、単行本は全8巻が刊行されています。2019年には『天使なんかじゃない 新装再編版』が発売されるなど、時代を超えて愛される少女漫画の金字塔です。
『天使なんかじゃない 1 』(集英社)
本作の舞台は、新しく創立された私立聖(ひじり)学園。いきなり生徒会役員に選ばれた、元気で明るいお調子者・冴島翠を主人公に、翠を取り巻く個性豊かな登場人物との友情や恋を描いています。
彼女たちが残した名言の数々を思い出し、いまだに心にグッとくる方も多いのではないでしょうか。翠の“親友”、麻宮裕子(通称マミリン)の『あたしは 冴島翠みたいになりたい』や、晃の『おれが おれの手で幸せにしてやりたいと思うのは おまえだけだ』などはあまりに有名。
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