ようやく彼が帰宅し、すぐに彼の車で夜間の救急病院へ母親を連れていったそうです。宿直の若い医師に状況を説明しレントゲンを撮ってもらうと、診断結果はぎっくり腰。

「診察が終わって、ようやくお母さんも少し落ち着きを取り戻した時にうちに来た理由を聞いたんです。そしたら、ご近所からいただいた柿を私にお裾分けするためだったそうなんです」
母親は、紘子さんの貞子姿には本当に驚いたそうで、すっかり柿のことは忘れていて、病院からとりあえず紘子さんの自宅に戻ると、玄関の足元に柿が転がっていました。
彼を驚かすつもりが母親をぎっくり腰にさせてしまった紘子さん。もちろんその日はハロウィンパーティーどころではなく、最悪のハロウィンの夜になったのでした。
「我ながら、いい歳してこんなことをしてしまい、とっても落ち込みました。母親には申し訳ない気持ちで一杯です」
少し暗いトーンでそう語る紘子さん。相当落ち込んだそうです。