かつてパーティ三昧の生活を送り、数々のスキャンダルで世間を騒がせたパリス。けれども、2020年秋に配信された自身の半生を描いたドキュメンタリー作品「This Is Paris」のなかで、「おバカキャラは演技だった」と告白。さらに、10代の頃に寄宿学校で教員らから虐待を受けたこと、そのトラウマが恋愛にも影響を及ぼし、
過去に5人の恋人から暴力を受けていたことも明かしている。
おバカキャラを封印し、素の自分をさらけ出すことを決めたパリスは、学校での虐待を告発し、教育現場における暴力から子供たちを守る運動を開始。また議会で涙ながらに証言し、こうした学校や施設への監視を強化するよう訴えたこともあった。
その結果、
パリスが虐待を告発した「プロボ・キャニオン・スクール」があるユタ州では、寄宿学校や更生施設に入っている若者たちの安全を守る法案「SB 127」が成立。学校や施設のなかで、子供たちが不当な扱いを受けることがないよう法制化されることになった。
パリスはユタ州での成果を「大きな一歩」としながらも、「
これは始まりにしか過ぎない。全米にある同じような学校・施設においても、子供たちが守られるよう活動を続けていく」としている。
これまで表面化してこなかった教育現場での虐待に声を上げ、大きなムーブメントを起こしたパリス。そんな自分自身について、以前こう語っている。
「自分の真実を長い間葬り去っていた。でも今や強い女性となった自分を誇りに思っている。私の人生は全て容易いものだったと思う人がいるかもしれないけど、本当の自分を私は世界に見せたい」
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>