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“中身は3歳児”の高齢母と旅行へ、目を離したら「ガシャーーーン」って何事?!

これから観光という時に足をひねる

これから観光という時に足をひねる「母は、興味があるものを見つけると、ふらふらと吸い寄せられてしまうんです。ロビー内のお土産コーナーは、3段ほどの階段を下りたところにありました。わたしが想像するに、母はお土産が目に入り、お土産コーナーに段差があるのが分からず、足元を見ずにそのまま歩いてしまったのではないかと思います。それで階段から落ちそうになって、とっさに目の前にあるキーホルダースタンドに手をかけ、スタンドが倒れてしまったのだと思います」  幸い、大きなケガはなかったようですが、少し足をくじいたようで、足に切り傷、足首に腫れがあったそう。病院に行くほどではなさそうでしたが、少し足を引きずっている状態だったそうです。 「もともと、おっちょこちょいの母なんです。やっと箱根について、これから観光というときにやらかして、本当にトホホな気分でした。幸い大きなケガではなかったですが、少し時間が経つと足首がパンパンに腫れてビックリ。箱根に着いて最初に行ったのは、ドラッグストアです。湿布とテープを購入して、母の足に湿布を貼るのが最初の仕事でした(苦笑)」

母に気を取られ、観光どころではなく…

 足は多少痛いけれど歩けるというので、できるだけ無理のないコースで観光することにしためぐみさん。車で来たので負担がなく、それは不幸中の幸いだったそう。 母に気を取られ、旅どころではなく… 腫れた足を気遣って、駐車場からほとんど歩かずにすむ大涌谷や、芦ノ湖で観光船に乗ったりと、歩くのに負担にならない観光をしました。それでも最初のインパクトが大きすぎて、みゆきさんは母がまた何かやらかすのでは?と気が気ではなかったそうです。 「あのホテルのロビーでさえ転ぶのだから、目を離してはいけないと思い、ずっと警戒していました。興味がある場所では身を乗り出すので、硫黄が湧き出る大涌谷でも、覗きこんで落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしました。階段がある場所はすべて『足元に気を付けて!』と言い、お土産屋さんでトイレに行くときも『絶対にここを動かないでね!』と念押ししていました」
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息子よりも手がかかる母、中身は“三歳児”
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