News
Lifestyle

小学校の初保護者会で「PTAの洗礼」。先生の “ひと言”に身の毛がよだつ

 子どもが学校に通うようになると、必ずと言っていいほどぶち当たるのがPTAをめぐる問題。最近ではPTAの廃止・不要論もあがる一方で、なんと“外注サービス”まで登場しています。しかし、変化の波が押し寄せるなかでも、旧態依然としたPTAの体質は未だ根強いようです。

PTAは全ての家庭が必ず一度はやるんですっ!

PTAは全ての家庭が必ず一度はやるんですっ!

写真はイメージです。(以下同じ)

 息子が小学校に入学して、まもなく行われた第一回目の保護者会。そこで、恐れていたことが早くも現実のものとなりました。  それは、学校生活に関する説明の後、PTAの活動報告が行われていたときのこと。最後に新たな役員と委員を選出することになったものの、立候補する保護者がいなかったため、くじ引きが実施されることになりました。すると、その場にいた先生の1人が保護者に向け、こう言い放ちました。 「いいですかー、皆さん。PTAは全てのご家庭に必ず一度はやっていただくんですよ。私たち教師もやるんです。例外はありませんから。皆さん平等にやるんですからねっ!」  すさまじい同調圧力。子供が学校に通うようになったら、いつかPTAをやることになるだろうと覚悟はしていましたが、ここまでプレッシャーをかけられるとは…。その先生に悪意はなかったのでしょうが、自分の意思や考えとは関係なく、物事がどんどん進められていく状況に戸惑いを隠せませんでした。  結局、そのときはくじ引きに外れ、胸をなでおろしていたのですが…。

知らない間に「実行委員」に就任

 ホッとしたのもつかの間、その数日後にPTAからお手紙が。「ご自身が希望する実行委員や部員を用紙に記入し、提出してください」とのこと。 知らない間に「実行委員」に就任 きっと、何か希望がある人のみ用紙を出せばいいのだろう。そう思って用紙を提出しなかったところ、しばらくして再びPTAからお知らせを受け取りました。読んでみると「○○さんにはマラソン大会の実行委員を担当していただきます」との通知。こちらの予定や都合が確認されるわけでもなく、いきなり指名されたようです。  そして「もしご都合がつかないようであれば、どなたか代理の方を探してください」との注意書きも。けど代理を探すといっても、そうそう気軽に代わってもらえるものではないと思うのですが…。  これと同じタイミングで、会費も自動的に引き落としされるようになりました。会費は約3600円(年額)くらいで、2回に分け、給食費などと一緒に請求されます。入会の意思を示したわけでもないのに、会費を支払うことには釈然としない思いもありましたが、「子供たちが充実した学校生活を送るための出費」と考えることにしました。
次のページ 
知らなかった! PTA参加は「任意」
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ