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酒におぼれて“幻覚”に悩む45歳女性。そのリアルな中身にゾワッ…「お化けといつも隣り合わせ」

今のこの苦しみの原因は、私にあるんですよね

「私は、元凶は夫だと思っていたのですが、その元を正せば、夫に恋をして結婚をしたのは私。つまり、今のこの苦しみの原因は、私にあるんですよね。そういう考えに、最近やっとたどり着きました。 それからはもう、どんな理不尽なことを夫にされても我慢できるんです。この暮らしを選択したのは自分なんだから、それを今は我慢するしかない。早く経済的に自立をして、ここから飛び立つんだって……。だからもう大丈夫なんです。毎日辛くて苦しいけど、これから私はしあわせになるから大丈夫なんです」 ベッドの上で悩む女性 ルカさんは、一応、自分の病状を夫には伝えている。しかし、心配の声掛けなどは一度もない。毎朝なにか怒鳴り散らして文句を言って仕事場に行き、帰宅したらまた同様の言動なのだそうだ。

つきあい始めた頃の夫は温厚な人だった

 つきあい始めた頃は、ルカさんの話はなんでもニコニコと“そうだね”と頷いて聞く温厚な人だったそうだ。今思えばあれは、ヒモだったために自分の意見を言えなかっただけなのかもしれないと、ルカさんは言う。  なんとも壮絶な恋愛と結婚のストーリー。とても苦しいだろうなと心配したが、意外と自分のことを俯瞰(ふかん)して冷静でいられているそうだから、なんとかこのあとは、自分のしあわせのために生きてほしいと思う。 <文/安藤房子>
安藤房子
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書に『愛されて結婚する77のルール』など。Instagram:@ando.fusako.loveブログ:恋愛心理研究所 安藤房子の「ココロとカラダのレシピ」  
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