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千鳥ノブが“世界一いい”と言うバイトは本当に楽?経験者が語る「エグいデメリット」

 11月11日(金)に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)へ出演した千鳥・ノブさんは、“世界一いいなと思うアルバイト”としてコンサートスタッフ(警備)を挙げました。  その理由は「僕はなんか好きなんで、音楽とかが。こうして(下を向いて)いて、音楽が流れていてお金をもらえる」と、音楽を楽しみながらつっ立ているだけでお金がもらえるからだそうです。  筆者は10年前からイベントスタッフのアルバイトとして働いてきた経験があり、今でも月に1~2回はコンサートやイベントのスタッフとして働いています。実際にノブさんが思うような楽な仕事なのかまとめました。

「結論:めちゃくちゃ楽」その理由は?

 ハッキリ言うと、コンサートスタッフのアルバイトはメチャクチャ楽です。基本的に1日で業務が終わるため、覚えることがとても少ないです。居酒屋やコンビニとは違い、業務内容を明日明後日も記憶しておく必要はありません。ある程度イベントスタッフ歴が長いとチーフと顔馴染みになり、トランシーバーを渡されてやや面倒な業務を任されることがあります。ただ、全般的にはチケットもぎりや客席案内など、1~2分で流れを理解できる業務ばかりコンサート 開演してしまえば終演時間が近づくまでは、やることはほとんどありません。ステージを見ることは禁止されている現場が多いですが、ノブさんが言う通り、音楽やトークを耳から楽しむことはできます。  もちろん、会場内に配置されないと曲を楽しむことはできず、悔しい思いをしたことも。ですが、楽な業務ばかりなのでエンタメに興味がない人にもオススメしたいです。  ちなみに、「入場口はこちらです!」「会場内の撮影はご遠慮ください!」といった声かけを常時しなければいけない業務もありましたが、コロナ禍の影響であまり声を出さなくて良くなり、楽さは上がったように思います。

急遽ダンスを練習させられたことも…

 また、接客がメインの業務になりますが、コンサートに来ているお客さんはルンルン気分なので、よほどの粗相がない限りはクレーマーにはなりません。  ごくまれにオールスタンディングのライブハウスで「押された」「肘がぶつかった」と客同士が言い合いになり、仲裁に入ることもありました。とはいえ、筆者のようなモブバイトは“面倒事の対処”などという重大業務を引き受けることはなく、早々にチーフや社員に引き継げばOK。  余談ですが、個人的に印象深い経験としては、とある男性ミュージシャンのライブに行った際、「とある曲のとあるタイミングで会場内にいるスタッフも一緒に踊ってほしい」という謎の演出があるため、開場前に急遽ダンスの練習をさせられたことがあります。ただ、十数秒ほどのダンスではありましたが、さすがに短時間で覚えることは難しく、その瞬間はただ手拍子をしてやり過ごしました。
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意外な「エグいデメリット」とは?
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