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「気持ちがしんどい…」ストレスケアに意外な食べ物が効くって知ってた?予防効果も!

相次ぐ食品や光熱費の値上げ、いっこうに上がらない給与、終わりが見えないコロナ禍。そんな毎日にモヤモヤが止まらない…という方も少なくないのではないでしょうか?
マスクを付けた女性

写真はイメージです(以下同じ)

現代に生きる私たちを悩ませるストレスですが、なんと意外な食べ物で解消することができるそうです! 今回は、ストレス対策に効く食品とその効果について、早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門 (部門長)の矢澤 一良(やざわ かずなが)先生に教えていただきました。

ストレス軽減やリラックス効果が期待できる食べ物って?

――インターネットを利用した調査会社のアンケート(約1万人が回答)(※)によると、「日頃ストレスを感じている」と回答した人は、「とても」と「やや」を合計すると、約64.6%いるそうです。
アンケート結果のグラフ

出典:マイボイスコム株式会社によるインターネット調査

本当に多くの人が、重苦しい気分で暮らしているようですが、実は“ストレスに効果的な食べ物”があると聞きました。これは本当でしょうか? 「近頃、『うつ病』『自律神経失調症』 『キレやすさ』 『ADHD(注意欠陥多動性障害)』 『統合失調症』 『PTSD』などが社会問題になっています。これらは脳機能に起因する障害ですが、ある食品を取ることで予防できると期待されています。そういった食品は『ブレインフード』と呼ばれ注目を集めています」(矢澤先生、以下カッコ内は同じ) ――「ブレインフード」にはどんなものがあるのでしょうか? 「機能性表示食品として販売されている製品も多くDHA、イチョウ葉エキス、イミダゾールジペプチド、カテキン類、フェルラ酸、サポニンなどが脳機能の低下予防が期待できる成分とされています。これらブレインフードの一種として、期待が高まっているのが『ムードフード』(情緒改善食品)です。 『ムードフード』とは、『ブレインフード』の中でもストレス軽減などのリラックス効果を期待できる食品のこと。DHA、ポリフェノール、カロテノイド、テアフラビン、大豆イソフラボン、GABAなどの成分を含有する食品です。 ストレスなどのメンタルの不具合は、脳によって発現するため、『ブレインフード』の中の特定の成分が『ムードフード』として機能します。こころの健康の改善だけでなく、認知機能改善に役立つ『BDNF(脳由来神経栄養因子)』の増加、PMS(月経前症候群)や更年期障害によるメンタル面での不調の改善も期待できるんですよ」 リラックスする女性――ストレスで病気になってから治すのではなく、病気にかからないよう予防する。それができれば理想的ですよね。 「これは『予防医学』の考え方です。病気にならないようにするには『栄養(食事)』『運動』『休養』が大切。このうち、“栄養”すなわち“食”による予防で大きな役割を果たすのが、『ブレインフード』であり『ムードフード』です。『ブレインフード』により、脳機能を維持して低下を防ぎ、『ムードフード』でこころの健康を維持・改善する。これらをうまく活用すれば、病気の予防につながっていくといえるでしょう」
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「ムードフード」は身近な食材でOK
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