ロック界の大御所で、矢沢永吉、西城秀樹など日本を代表する多くのミュージシャンたちにも影響を与えたといわれているロッド。各音楽誌の「歴史上最も偉大な100人のシンガー」に選ばれ、2016年にはイギリス政府によりナイト爵位が授与された。
音楽界に絶大な影響力を持つ一方で、大のサッカー好きとしても知られ、過去にサッカーチームのトライアルを受けたこともあったといわれている。いまでもサッカー観戦が趣味と公言しているが、現在行われているFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会には複雑な思いを抱いているようだ。
サムライブルーの躍進もあり、日本でも大変な盛り上がりを見せている今大会。11月20日の開会式には、韓国の世界的人気グループ「BTS」のジョングクがW杯公式サウンドトラック「Dreamers」を熱唱し、大きな反響を呼んだ。
実はロッドも、
100万ドル(約1億4,000万円)以上で開会式への出演オファーを受けていたが、辞退したという。この大会を巡っては、スタジアム建設などで移民労働者ら約6500人が死亡したと報じられたほか、性的少数者への差別など重大な人権侵害があったと取り沙汰されている。
全世界の注目を集めるW杯は、サッカー好きにとってはまさに夢の舞台だが、ロッドはカタールでの人権問題を考慮して「断った」とインタビューで明かしている。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>