1997年の自動車事故で帰らぬ人となったイギリスのダイアナ妃。そのとき車に同乗し、彼女とともに亡くなったのがドディ・アルファイド氏だ。ダイアナ妃の“最後の恋人”とされているアルファイド氏だが、同氏の元交際相手とされる女性が「ダイアナ妃と同じ時期に付き合っていた」と打ち明けたうえで、「2人の死に責任を感じる」と告白した。 　元モデルで、現在は作家として活動しているアニー・カルドーネさんがこのたび、英タブロイド紙『ザ・サン』の独占インタビューに登場。カルドーネさんはかつて、アルファイド氏と交際していたが、ダイアナ妃との浮気を察し、別れることにしたと明かした。 「彼ら（ダイアナ妃とアルファイド氏）の交際が公になる直前、1997年夏の初めに、私はあることを決意しました」 　同氏との別れをこう振り返ったカルドーネさんは、自分が彼にセカンドチャンスを与えなかったことに後悔をにじませている。 「もう一度彼にチャンスを与えていたら、状況は違っていた？ 歴史は変わっていた？ 私が感じている重い責任です」 「彼と最後に会った時、もう一度チャンスをくれと懇願されました。彼は泣いていました。すすり泣いていたのです。私を愛していると言ってきました。そんな彼を見るのは非常につらかったです」 　もし自分が付き合い続けていたら、彼とダイアナ妃が一緒に車に乗ることもなく、2人の死は免れたのではないか。そう責任を感じているというカルドーネさん。ダイアナ妃との交際を知ったときは「苦悩した」と明かした一方で、アルファイド氏は優しく情熱的で魅力的な人だったと回顧。さらに「確実に交際時期は重なっていたと思います」とも振り返っている。 　今となっては、「彼から愛された自分とダイアナ妃は幸運な人間だったと思う」と語るカルドーネさん。もし生きていれば「2人は子供を作り、家庭を築いていたことでしょう。彼らのゴール、目標は一緒でした」と述べている。 　英国王室を舞台としたネットフリックスの人気ドラマ『ザ・クラウン』でも、派手なプレイボーイとして描かれているアルファイド氏。ドラマのなかでは、プライベートジェットで恋人とイチャつく場面などが出てくるが、カルドーネさんは、同氏との交際はそれほど華やかなものではなかったと振り返っている。

Who is Annie Cardone and how did she meet Dodi Al Fayed? https://t.co/WgQxcftOtn

— The Sun (@TheSun_NI) December 7, 2022

「私たちはよく（ロンドンのバー＆レストラン）ハリーズ・バーに行ったものです。それから会員制クラブに行き、彼の家に行きました」 「私は朝早く起きなければならなかったので、早く寝ていましたが、彼は少し後からベッドに来ました。そこで少しの間、彼とくっつき合い、翌朝は午前6時に起きて、彼のセーターを借りて仕事へ行きました。これが華やかだと言えるでしょうか！」 　元々は『ザ・クラウン』のファンだったというカルドーネさんだが、ダイアナ妃が頻繁に登場する前に観るのをやめたそうだ。またドラマの描写は正確ではないので「見ていてイラついた」とも話している。 　ドラマの描き方は少々大げさだったのかもしれないが、アルファイド氏が大変なプレイボーイだったことは有名な話。過去には、ジュリア・ロバーツ、ブルック・シールズといった錚々たる美女たちと浮名を流したことも。 　また、ダイアナ妃と付き合い始めたころには、アメリカ人モデルのケリー・フィッシャーと婚約していたともいわれている。ケリーは「アルファイド氏から裏切られた」として裁判を起こしたが、アルファイド家はケリーとの婚約の事実を否定。事態は泥沼化の様相を見せていたが、ダイアナ妃と同氏が事故で死亡した後、ケリーは訴えを取り下げている。