ベイシアの魅力④「おいしさ+使い勝手」を追求している

脂質の少ない赤身肉のはがしやすいベーコン 278円
●脂質の少ない赤身肉のはがしやすいベーコン 278円
続いては、「便利・使いやすい」という視点を商品に生かしているという点です。
具体的には、1枚1枚はがしやすくなっているベーコンやハム、開封した後にラップを使わずにフタができる生ハムなどなど。パッケージには味の説明ではなく、使い勝手のポイントが大きく記載されています。
これは日々料理をする人の気持ちを理解して商品開発をしている証にほかなりません。このような商品を発見するたびに、心がジーンと温まります。

フタがくっつきラップがいらない生ハム 300円
●フタがくっつきラップがいらない生ハム 300円

かつ丼 321円
●かつ丼 321円
最後は、お惣菜コーナーから。スーパーの実力が反映されやすい商品のひとつと言われる「かつ丼」が、なんと321円。
おいしいかつ丼を目指して2021年にリニューアルされ、年間販売数が312万食(シリーズ累計数、2021年3月~2022年2月)を突破するほど大好評。ベイシア総菜の中で一番人気の商品になっています。
おいしさの秘訣は、三元豚ロースを使い、焼津産鰹節だしのだし感とザラメの甘みで風味とコクを追求している点にあり。見た目の濃厚な色合いにも食欲を刺激されてしまいます。
こちらは若い女性にも大人気とのことですが、カツが2倍量乗ったタイプ(537円)もあり、食べたいサイズを無理なく選べるのも嬉しいポイントになっています。
今後ベイシアのPB商品については、「より良いものを、より安く」をモットーにリニューアルを計画中だそう。さらにパワーアップして“新PB商品”が続々登場するそうです。
都心への店舗拡大も期待してしまいますが、とにかく遠くても行きたくなるスーパーであることは間違いありません。
※商品の価格は取材時の価格であり、店舗や日時によって異なる場合があります。
<取材・文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>