そんなデートを重ね、いよいよクリスマス当日。レストランに行く前に足を運んだ水族館も、カフェも、そしてディナー代も全てきっちり割り勘です。

「細かく割り勘にするのはだいぶ抵抗がなくなっていました。電子マネーでサッとその場で送ればいいだけなので、めんどくさくなくなった……というのが正しいかな? それでなんとかディナーもスムーズに終わり、プレゼント交換をして帰宅しました。でも、そこからが最悪でしたね」
電車に乗って帰っている最中、優里さんのスマホに彼からLINEが届きます。
「今日のお礼かな、と思ってみたら『
プレゼント、俺の方が○○円高いから差額くれる?』って書いてあったんです」
彼からのプレゼントはハイブランドのキーケースだった
すぐには理解ができず、そっとスマホをしまったという優里さん。
優里さんが彼に渡したのは、百貨店で見つけたブランド物のマフラー。営業先にもつけていきやすいよう、シンプルで飽きのこないデザインを選んだといいます。
一方彼からのプレゼントはハイブランドのキーケース。優里さんの持っている財布と同じブランドの物をわざわざ選んでくれたようです。
「私のあげたマフラーとの差額は大体10,000円前後。彼はわざわざマフラーの料金を調べて、その差額を請求してきたんです。プレゼントの差額を払え、はじめて言われましたよ……」