――撮影所に浸かっているうちに楽しくなった。

『まんぞく まんぞく』より
永山「2~3カ月いたんですけど、ずっと勉強でした。終わったときにみなさんに『よく頑張った』と言っていただいてすごく嬉しくて。『出来はどうであれ、気持ちは受け取った』と。『一路』では家伝の“行軍録”を持って参勤交代に出る役だったのですが、最後に小道具さんから使用していた“行軍録”をいただいたんです。それから5回ほど京都の撮影所に言っていますが、毎回必ず“行軍録”を持っていくようにしています」
――30代半ばに入り始めましたが、同年代の俳優さんを意識することはありますか?
永山「ありますよ。僕なんか知名度も低いですし、周りの役者は有名だったり稼いだりしていて羨ましいです。僕は人気もそんなないし」
――そんなことないですよ! 共演者と親しくなることはありますか?
永山「滅多にないんですけど、WOWOWの『ダブル』で共演した千葉雄大くんとは親しくなりました。すごく面白い人です。僕と千葉くんは誕生日が2日違いなんです。
キャンプに行ったことがないと言っていたので、キャンプグッズをあげて誘って、一緒にキャンプに行きました。同業者ですから、意識するところも当然あるんですけど、でもすごくリラックスして話せる人です」