――作られた中で難しかった作品はありますか。

風景画は作るのが難しいそう
透明観測所「宝石石鹸ではないのですが、風景画は難しさ、手間、時間を考えると作るのが大変でした。風景画のせっけんは金太郎飴と似た要領で、色のついた石鹸液を流し込みながら作っていきます。素材を固めて完成したものをカットするまで、どんな絵が出来上がっているかわからないんです。失敗することもありますが、その分完成したものをカットした瞬間の喜びや達成感も大きいですね」
――山の風景の石鹸は、どれくらいの時間をかけて作られたのでしょうか。

金太郎飴に似た要領で制作
透明観測所「だいたい、3〜4時間くらいでしょうか。自分が想像する風景になるように注ぐ石鹸液の硬さも調整しないといけないので、時間がかかりました」
――宝石石鹸は美しいので、使うのがもったいないと思ってしまいます。
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透明観測所「たしかにそうかもしれません。でも、宝石石鹸は水に濡れれば濡れるほど透明感が出てくるんです。なので使っている時も楽しめると思います。
洗面所や浴室にお気に入りの宝石石鹸を並べても綺麗ですし、石鹸として使っても気分が上がると思います。私も作った石鹸はしばらく飾った後、日常使いしています。一般的な石鹸素材で作っているので、泡立ちもいいです」
――飾っても使っても、気分が上がるのはいいですね。
透明観測所「コロナ禍で手を洗う機会が以前より増えたと思いますが、手を洗う作業って義務というか楽しくはないと思うんです。宝石石鹸など、見た目が綺麗な石鹸だと泡立てるのも使うのも楽しいので、手を洗う時間が素敵な時間になると思います」