2021年11月、米ロサンゼルスでのライブ直前、ジェシーは自身のインスタグラムに次のような長文を投稿した。
「昨日の朝、私は友達と笑いながらこう話していた。『明日のLAでのライブで、妊娠していることを言わずにやり切れるかな』って。けど昨日の午後には、泣き崩れることなく、ライブをやり通すことができるだろうかという不安に変わった。
3回目の健診で、心拍が聞こえなくなったと言われたから」

流産直後にライブを決行したジェシー・J
それでもジェシーは、ライブは予定通り決行すると宣言。「この悲しみから逃げ出したいわけじゃない。今夜歌うことで自分が救われると思うから」「今晩のライブは中止すべきと思っている人もいるでしょう」としたうえで、次のように明かした。
「私が若い頃に歌い始めたのは、喜びを感じ、魂を満たし、自分自身を愛するためだった。それは今でも変わっていない。今回も、自分なりの方法で乗り越えていきたい」
ここ数年、メニエール病で耳が一時的に聞こえなくなったり、声が出ず歌えなくなったりと苦難が続いていたジェシー。ライブではそれらの出来事を「とてもつらかった」と振り返りながら、「そして赤ちゃんも失ってしまった」と沈痛な表情を浮かべた。流産について語っているときには涙も見せていたが、それでも、「私はきっと大丈夫」と前向きな姿勢を見せることも忘れなかった。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>