“ずっと全裸”の山下智久を多方向から観察できる『今際の国のアリス』シーズン2から目が離せない
Netflix国内オリジナルドラマ作品としてはもっとも注目度が高く、海外でもTOP10入りを果たした『今際の国のアリス』(2020年)の続編『今際の国のアリス シーズン2』が、2022年12月22日から独占配信されている。
「今際の国」に迷い込んだアリス(山﨑賢人)たちが次に挑む「げぇむ」はシーズン1よりさらに過酷な心理戦が求められる。挑戦者たちに哲学的な問いを投げかけるのが、キング・キューマ(山下智久)だが、終始全裸姿の山下智久の肉体が話題をさらっている。
「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、哲学者キューマがさらけ出す肉体美の感動に迫る。
山下智久はいつだって自慢の鍛え上げられた肉体を惜しげもなく披露してきた。クールキャラ系山Pの代名詞「コード・ブルー」シリーズ(フジテレビ系)や3枚目キャラが光った『正直不動産』(NHK、2022年)では、冒頭からあの特徴的な胸筋があられもなく映し出されていたのを強く記憶している。『アルジャーノンに花束を』(TBS系、2015年)でも第1話、お風呂に入るときに胸筋が浮きでるような姿勢でお湯につかっていた。
ドラマ序盤から期待を裏切らない人。それが山下智久だ。その肉体もまた期待を裏切らない。それでやっぱり『今際の国のアリス シーズン2』も初っ端から肉体を露わにしている。でも今回は全裸。しかも全裸状態が登場場面ずっと続く。ここまでの肉体の開陳具合は初めてだろう。
30代半ばを過ぎても尚、筋骨隆々の肉体はおとろえ知らず。ネット上では、山下演じるキューマの肉体が「令和のダビデ像」だと話題になった。
本作では具体的にどんな登場の仕方だったか。
ゲーム三昧に明け暮れていたアリスが、唯一自分を理解してくれる親友たちと渋谷で待ち合わせたその日を境に「今際の国」に迷い込み、正体不明の「げぇむ」に参加させられたのがシーズン1。迎えたシーズン2では、血みどろの殺戮によって親友たちを失いながらも勝ち進んだアリスが新たな仲間とともに、このゲーム世界の謎を解こうとしていた。
アリスは、元の世界で父親が自殺した過去を持つウサギ(土屋太鳳)たちとトランプの各マークのキングが配備された街中を逃げ惑う。でもこのまま逃げていても、命のビザが切れてしまう。アリスはゲーム脳をフル回転させ、敵を撹乱させるべく、別のキングのゲーム会場へ。彼が選んだのは、クラブのキングだった。
海沿いにコンテナが並ぶ閉塞した空間の中、アリス側の挑戦者チームに対して登場するのが、ヌーディストを自称するキューマ率いるキングチームだ。このキングの肉体、いや予想外の全裸には一同、釘付けになるのだけれど……。
序盤から期待を裏切らない人
一同、釘付けのキューマ登場
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