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NHK『大奥』、福士蒼汰が演技力に磨きをかけ好演。“感情の揺れ”がすごい

舞台『キングダム』などの音楽家による劇伴にも注目

 ところで、今回の映像から初めて本パラレルワールドに出会う人も、原作ファンも、ともに支持を集めているキャスティングや、NHKならではの時代劇の衣装やセット、映像が話題を集めているが、1話2話と通じて、なかなか攻めている劇伴音楽にも注目したい。  たとえば第1話では、水野祐之進(中島裕翔)が「すね毛を剃れ」とからかわれた際に、スウィングジャズ風の音楽が流れ、吉宗が江戸城に入り、采配を振り始めるや、フラメンコ調のギターが鳴った。第2話では春日局の怖さをあおる出演シーンの劇伴が印象的で、特に有功に還俗をと詰め寄る場面では、チクタク音が次第に大きくなっていき、「このままでは玉栄(奥智哉)まで殺されてしまう」と、一刻の猶予も許さぬと迫った。
舞台『キングダム』などの音楽家による劇伴にも注目

KOHTA YAMAMOTOが手掛ける「NHKドラマ10 大奥 オリジナルサウンドトラック」(Rambling RECORDS)

 手掛けているのは、ドラマ『DIVER -特殊潜入班-』、アニメ『進撃の巨人 The Final Season』『キングダム』第3・第4シリーズ、舞台『キングダム』などのKOHTA YAMAMOTO。いわゆる王道時代劇とはまた違う劇伴が楽しめそうだ。  全19巻の原作を、削るところはスパっと削り、ドラマ作品として変えるべきところは相応しい脚色を加えて、世界観を固め始めた森下佳子脚本によるドラマ『大奥』。1月24日(火)放送の第3話では、家光から有功へ贈られた白猫“若紫”の存在もあり、ふたりの距離が近づいていく。一方、有功の部屋子・玉栄(奥智哉)は有功のことを良く思わない者から嫌がらせを受け、有功は玉栄の変わった様子が気がかりに。そんな中、家光と有功をつなぐ若紫を巻き込んだ事件が起きてしまう。 <文・望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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