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35歳の“子供部屋おばさん”が婚活をはじめたら「恋したことないのに、無謀だった」

ルックス良し、年収良し、それでもデートが苦痛になった理由

家事アプリにて高収入イケメンのAさん(仮名・37歳)と出会ったカナエさんは、初回のデートで「この人しかいない!」と思ったそう。 実際に彼と会う時間は楽しく、マッチング後は推し活が二の次になるほど夢中になったと言います。 今すぐ結婚をしたいカナエさんと婚活中のAさん。年齢も近く、諸々の条件が合えばスピーディーに事が運びそうなお二人ですが……。デートを重ねるごとに雲行きが怪しくなっていきました。 その理由はAさんの恋愛観、結婚に対する考えが彼女と大幅にズレていたこと。 「家事は女性がやるもの」「料理や掃除を完璧にこなす人がいい」「今の時代は共働きが当たり前だよね」などなど。 ルックスや収入面では条件をクリアしていても彼の発言が引っかかり、価値観が合わないと思い始めていたのです。 それに彼女は実家暮らしである事実を隠していました。Aさんの話を聞けば聞くほど、自立していないことを言い出せないままだったそう。強く否定されることを恐れたからです。 そもそもカナエさんは家事全般を親御さんに任せていたため、まともに料理さえ作れません。徐々にAさんとのデートが苦痛になり、最終的にはフェードアウトする形で恋が終わってしまいました。

37歳実家暮らし、現在はユルく婚活中

Aさん以来ビビッとくる男性が見つからなかったため、カナエさんはしゃかりきになって婚活するのをやめました。 「第一、恋をしたことがないのにいきなり婚活は無謀だった」と、失敗を重ねて学んだことは多かったご様子。 自分の在り方にも反省し、現在は結婚に向けて今までの生き方を見直しているそうです。 まだまだ家事は得意ではないものの、率先してお母様の手伝いをするようになりました。あったらあっただけお金を遣うことをせず、推し活もセーブしつつあると語ります。 どうやら現時点でデート予定が2件ほど立っているのだとか。自分への危機感を覚え、前進するカナエさんが幸せを掴めるように祈るばかりです。 <文/たかなし亜妖>
たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。業界卒業後は一般企業へ入社。ゲーム制作に携わった過去を持つ。好きな物は漫画、アニメ、映画、美容、占い。そろそろ顔面課金額が数百万円を超えるとか。日刊SPA!等多方面で活躍中。 Twitter:@takanashiaaya
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