50万円課金した“ネットの推し”と初対面、現れた人物を見て大ショック
「私が悪かったことはわかっているんです。でも、貢いだお金を返してほしい、っていう気持ちがすごく強くて……」
「ライバー名はケンケン(仮名)でした。イケメンというだけでなく、話がとっても面白くて。のめり込むのはすぐでした。ケンケンはアプリ内でも大人気で、コメントを送ってもすぐに流れてしまうから、読み上げてもらえることは少なかったんです。だから、投げ銭とかギフトっていうんですけど、それを送って、私の存在を認識してもらおうと試みました」
最初は高くても一日数千円の課金だったそうですが、真奈さんの課金はとどまることを知りませんでした。
「ギフトを投げるたびに、私の名前をケンケンが呼んでくれるのがすごく中毒性があって……。そのうち、一日数万円とか、平気で課金するようになってしまいました。しかも、夫のクレジットカードを使って、です。一ヶ月だけで、総額、五十万円ぐらいだったと思います。そのことは、当たり前ですが、明細を見た夫にすぐバレてしまいました」
そんなことに気付かないぐらい感覚が麻痺していたんですね、と苦笑する真奈さん。夫は激怒し、離婚寸前というまで関係が悪化してしまったそうです。
「だから、配信アプリは夫の目の前で消しました。でも、私はまだケンケンのことが忘れられなくて……。ケンケンはTwitterをやっていたので、思いきって私の顔写真付きでDMを送ってみたんです」
すると、ケンケンさんも真奈さんのことを覚えており、なんと、とんとん拍子に会うということになったのだとか。
「すごくうれしかったです。正直、私の夫は見た目がすごく悪くて。年下のイケメンに会える、しかも推しとだなんて、最高の気分でした」
そして、真奈さんの夫が仕事中に二人は会うことに。ドキドキしながらケンケンさんを待っていた真奈さん。待ち合わせ場所に現れたのは……。
今にも泣き出しそうな表情で語り出したのは、主婦専業の真奈さん(仮名・35歳)。真奈さんには一回り離れた年上の夫がおり、夫婦関係は良好。おまけに夫は高収入のため、生活になんの不満もなかったそうです。
「でも、妊活していても、全然妊娠できる気配がなくて……。その心の隙間を埋めるために、なんとなく某配信アプリを見るようになったんです。その配信アプリで、いわゆる“推し”のライバー(配信者)を見つけました」
そのライバーは真奈さんよりもずっと年下の23歳。おまけに関ジャニ∞の大倉忠義さん似のイケメンだったのだとか。
夫のカードで50万円課金したのがバレる
Twitterから連絡を取ってケンケンと会うことに
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