元スター子役、27歳で急死。ホームレス向け施設で帰らぬ人に
アメリカの人気ドラマで活躍した元子役のオースティン・メジャーズが、今月11日死去した。まだ27歳という若さだった。現地メディアによると、ホームレス向けの居住施設で亡くなり、死亡前に薬物を過剰摂取した疑いがあるという。
オースティンは1995年11月にカリフォルニア州で生まれ、1997年には子役として芸能活動を開始。
1998年からは、大ヒットした米刑事ドラマ『NYPD BLUE~ニューヨーク市警15分署』に登場。2004年まで刑事の息子テオ役を演じた。このドラマをきっかけにブレークし、2002年には映画やドラマ、音楽などの分野で活動する18歳未満のパフォーマーにおくられる『ヤング・アーティスト・アワード』で、最優秀パフォーマンス賞を受賞した。
その後も、数々の名作ドラマに出演。日本でも大変な人気を博した『ER 緊急救命室』や『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』『デスパレートな妻たち』などにもゲストとして登場していた。
2009年以降は俳優業から距離を置いていたようだが、私生活でもボーイスカウトや学校で存在感を発揮。高校の卒業式では、開会の辞を述べる大役を果たしたという。進学した南カリフォルニア大学では映画芸術を学び、監督や音楽制作に情熱を燃やしていたほか、ボランティア活動なども精力的に行っていたという。
死因の特定までには「さらなる調査が必要」
今月11日夜(現地時間)、米カリフォルニア州・ロサンゼルスのホームレス向け施設で、かつて子役として活躍したオースティンの遺体が発見された。 第一報を伝えた米ゴシップサイト『TMZ』によると、オースティンは当時、その施設に居住していたとみられている。また、事件性は低く、薬物の過剰摂取で死亡した疑いがあるという。 ロサンゼルス郡検死局は、オースティンが入居していたホームレス向け施設で亡くなったことを認めているものの、死因の特定までには「さらなる調査が必要」としており、死亡に至った原因を明らかにしていない。 遺族はマスコミに向け声明を発表し、「彼は芸術的で素晴らしく、親切な人間でした」「オースティンにとって、俳優のキャリアは大きな喜びであり、誇りでした」と偲んだ。Austin Majors, a former child actor best known for his role on “NYPD Blue,” has died, according to the Los Angeles Medical Examiner’s office. He was 27. https://t.co/7f7urUUeH9
— CNN International (@cnni) February 14, 2023
名作ドラマに引っ張りだこのスター子役だった
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