以前のように表舞台に立つことは少なくなったものの、インスタグラムで自身について発信を続けていたオースティン。
英タブロイド紙「デイリー・メール」によると、近年は音楽活動を中心に行い、自らを「戦うアーティスト」と称して、まめに投稿していたという。
また、亡くなる少し前には、彼の異変を感じさせる投稿があったと同紙は指摘。髪はボサボサ、ヒゲはボーボー、歯にはぎんぎらぎんのアクセサリー・グリルズを装着した状態で動画に登場し、自身が手掛ける音楽をPRしていたが、その挙動が怪しかったと伝えている。
同紙をはじめ現地の複数メディアは、いまのところ正式な死因は特定されていないものの、オースティンが合成麻薬のフェンタニルを過剰摂取した疑いがあると報道している。鎮痛剤として使用されるフェンタニルは、モルヒネの50~100倍、ヘロインの30倍~50倍強力といわれ、少量でも死に至ることがあるといわれている。
米疾病対策センター(CDC)の統計によると、米国で2022年3月までの1年間に薬物の過剰摂取で死亡した人は10万人以上にのぼり、フェンタニルなどの合成麻薬が絡む死者は、そのうち3分の2以上を占めるという。2016年に死去した人気歌手プリンスや、2017年に亡くなったミュージシャンのトム・ペティ、2018年に急死したラッパーのマック・ミラーなど、フェンタニルを過剰接種したことで命を落としたスターも少なくない。
米国で非常に危険な薬物として問題視されているフェンタニルだが、最近は日本でも広がりを見せているという。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>